2026年10月を前に、ティッシュやトイレットペーパー、キッチンペーパーなど「紙類がまた値上げするの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
2026年9月8日時点で、日本製紙クレシア・王子ネピア・大王製紙の公式情報を確認した範囲では、家庭向け紙製品について「2026年10月1日から一斉に値上げする」という新たな価格改定は確認できませんでした。
ただし、紙製品はすでに2026年7~8月に大きな価格改定が実施されています。
日本製紙クレシアは10~30%、王子ネピアは家庭紙製品・加工品などを20%以上、大王製紙は家庭用・業務用製品全品を15%以上改定しています。
そのため、10月から新たに値上げされるわけではなくても、秋の買い物で以前より高く感じる可能性があります。
この記事では、2026年10月時点で知っておきたいティッシュ・トイレットペーパーなど紙類の値上げ状況を、メーカー公式発表をもとに整理します。
食品や飲料を含めた10月全体の価格改定については、こちらの「【2026年10月】値上げ一覧|食品・日用品は何が上がる?酒税改正も解説」でまとめています。
2026年10月、ティッシュやトイレットペーパーは値上げする?

結論から見ると、2026年9月8日時点では、主要家庭紙メーカー3社について10月から始まる新たな一斉値上げは確認できていません。
ただし、各社では7~8月にすでに価格改定が行われています。
| メーカー | 主な対象 | 改定幅 | 改定時期 |
|---|---|---|---|
| 日本製紙クレシア | 製品全般 | 10~30% |
2026年7月21日 出荷分から順次 |
| 王子ネピア | 家庭紙製品・加工品など | 20%以上 |
2026年7月21日 出荷分から |
| 大王製紙 | 家庭用・業務用製品全品 | 15%以上 |
2026年8月1日 納品分から |
※改定幅や実施時期はメーカー公式発表に基づいています。実際の店頭価格や反映時期は店舗によって異なる場合があります。
日本製紙クレシアは2026年5月22日の発表で、製品全般について7月21日出荷分から順次、現行価格より10~30%の価格改定を実施するとしています。
王子ネピアも5月21日に、ティシュ・トイレットロールなどを含む製品全般の価格改定を発表。家庭紙製品・加工品などについては、7月21日出荷分から20%以上の改定となっています。
大王製紙は家庭用・業務用製品全品について、8月1日納品分から15%以上の価格改定を実施しています。
「10月値上げ」と「10月時点で価格が高くなっている」は別
ここは少し注意したいところです。
メーカーが7月や8月に出荷価格・納品価格を改定していても、スーパーやドラッグストアの店頭価格が同じ日に一斉に変わるとは限りません。
店舗側の在庫や仕入れ時期、販売方針などによって、価格への反映時期は異なる可能性があります。
そのため、
「10月1日から紙類が一斉に値上げする」
というより、
「7~8月に実施されたメーカーの価格改定後の水準で、10月を迎える」
と考える方が正確です。
日本製紙クレシアは7月から10~30%価格改定
「クリネックス」「スコッティ」などを展開する日本製紙クレシアは、2026年7月21日の出荷分から順次、価格改定を実施しています。
公式発表の内容は次の通りです。
| 発表日 | 2026年5月22日 |
|---|---|
| 対象製品 | 日本製紙クレシア製品全般 |
| 改定幅 | 現行価格より10~30% |
| 実施時期 | 2026年7月21日 出荷分から順次 |
製品によって改定幅や実施時期が異なる場合があります。
価格改定の理由として同社は、原材料・燃料費の高止まりに加え、人件費や物流費の高騰、各種資材価格への上昇圧力などを挙げています。
クリネックスやスコッティには、ティシューペーパーだけでなく、トイレットロールやキッチン用品など幅広い家庭用品があります。
王子ネピアは家庭紙を20%以上価格改定
「ネピア」「鼻セレブ」などを展開する王子ネピアでも、2026年7月から価格改定が実施されています。
| 発表日 | 2026年5月21日 |
|---|---|
| 対象 | 王子ネピア製品全般 |
| 家庭紙製品・ 加工品など |
現行価格より20%以上 |
| 家庭紙の 改定時期 |
2026年7月21日 出荷分から |
対象にはティシュ、トイレットロールなどが含まれています。
王子ネピアは価格改定の背景として、原燃料価格の高止まり、物流費、人件費の増加、原油・ナフサなどを含む原材料の調達環境などを挙げています。
ティッシュについてさらに詳しく確認したい方は、「【2026年】ティッシュ値上げはいつから?」でも最新の価格改定情報をまとめています。
エリエールは8月から15%以上価格改定
大王製紙は「エリエール」ブランドなどの家庭用・業務用製品全品を対象に、2026年8月1日納品分から15%以上の価格改定を実施しました。
| 発表日 | 2026年5月15日 |
|---|---|
| 対象 | 家庭用・業務用製品全品 |
| 改定幅 | 現行価格より15%以上 |
| 実施時期 | 2026年8月1日 納品分から |
大王製紙では、その前の2026年4月にもティシュー・トイレットペーパー・キッチンタオル・ペーパータオルなど家庭用・業務用紙製品の一部について、10%以上の価格改定を行っています。
その後、8月には家庭用・業務用製品全品を対象とする15%以上の価格改定が実施された形です。
8月の改定理由については、原材料や資材の調達価格上昇、エネルギー価格の変動などが説明されています。
2026年10月にチェックしたい紙類

家庭で使用頻度が高いのは、主に次のような紙製品です。
トイレットペーパー
トイレットペーパーは毎日使用するため、価格の変化を感じやすい日用品のひとつです。
一方で、商品によってシングル・ダブル、ロール数、巻きの長さが大きく異なります。
パック価格だけではなく、1ロールあたりの長さまで確認して比較すると判断しやすくなります。
メーカーごとの価格改定については「【2026年】トイレットペーパー値上げはいつ?」でも詳しくまとめています。
ティッシュ
ティッシュも箱タイプだけでなく、ソフトパックや大容量タイプなど選択肢が増えています。
価格を比べるときは、単純なパック価格だけではなく、
- 何箱・何パック入りか
- 1箱あたりの組数
- 1組あたり何枚か
まで確認すると比較しやすくなります。
キッチンペーパー・キッチンタオル
料理や掃除で使用するキッチンペーパーも、紙製品の価格改定の影響を受ける商品です。
ロールタイプ、厚手タイプ、洗って使えるタイプなど商品ごとの差も大きいため、使用目的に合わせて選ぶことが大切です。
キッチンペーパーの価格改定については「【2026年】キッチンペーパー値上げはいつから?紙製品の価格改定と家計への影響・節約対策」で詳しく整理しています。
紙製品はなぜ値上げされている?
2026年の紙製品の価格改定では、メーカーによって表現は異なるものの、複数のコスト上昇が背景となっています。
主に公式発表で挙げられているのは、
- 原材料・資材価格
- 原燃料価格
- エネルギー関連コスト
- 物流費
- 人件費
などです。
各メーカーとも、生産性向上や経費削減などで価格維持に取り組んできたものの、自社努力だけではコスト上昇分の吸収が難しくなったことを価格改定の理由として説明しています。
単独の原因ではなく、原材料から製造・物流まで複数のコスト上昇が重なっているのが特徴です。
店頭ではメーカー発表の「20%」そのまま高くなる?
必ずしもそうとは限りません。
今回紹介した「10~30%」「20%以上」「15%以上」などは、各メーカーが公表した価格改定幅です。
スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、ネット通販などの実際の販売価格は、それぞれの店舗が決めています。
そのため、
メーカーが20%価格改定=店頭価格も必ず20%上昇
という意味ではありません。
セールやポイント還元、店舗独自の価格設定などによっても実売価格は変わります。
紙製品を購入するときは、以前の価格だけにこだわらず、現在の1個・1ロール・1組あたりの価格を比較する方が分かりやすいでしょう。
紙類は値上げ前に買いだめした方がいい?
今回確認した主要メーカーの家庭紙については、価格改定はすでに7~8月から実施されています。
そのため、2026年10月に向けて「値上げ前だから急いで大量に買わなければ」と考える必要はありません。
ただし、トイレットペーパーやティッシュは比較的長期保存しやすいため、
- 普段使っている商品が特売になっている
- ポイント還元が大きい
- 保管スペースに余裕がある
- 普段より明らかに単価が安い
といったタイミングで、少し多めにストックする方法はあります。
一方、置き場所を圧迫するほど大量に購入すると管理もしにくくなります。
「値上げだから買う」のではなく、普段の使用量と単価を見ながら必要な分を購入するくらいが無理のない対策です。
家庭紙以外では10月から値上げされる「用紙」もある
「紙類」といっても、ティッシュやトイレットペーパーなどの家庭紙と、コピー用紙・ラベルなどでは価格改定の時期が異なります。
2026年10月には、家庭紙以外の「用紙」で実際に価格改定が予定されています。
たとえばプラスは、2026年10月1日からファイル類、用紙・ラベル類、事務用品など2,017品番の希望小売価格を平均約12%改定すると発表しています。このうち用紙・ラベルは72品番です。
また、OKIも2026年10月1日から、プリンター本体や消耗品などとともに用紙43品目の価格を改定します。
つまり、
- ティッシュ・トイレットペーパーなど主要メーカーの家庭紙 → 7~8月に大きな価格改定
- 一部のコピー用紙・ラベルなど → 10月から価格改定あり
と分けて考える必要があります。
「紙類が10月に全部値上げする」というわけではありません。
2026年10月の紙類値上げまとめ
2026年9月8日時点で確認できた内容をまとめます。
| 内容 | 2026年10月時点の状況 |
|---|---|
| 日本製紙クレシア |
7月21日から順次 10~30%改定済み |
| 王子ネピア |
家庭紙などを
7月21日から 20%以上改定済み |
| 大王製紙 (エリエール) |
8月1日から 家庭用・業務用製品全品を 15%以上改定済み |
| 主要3社の 10月開始の家庭紙値上げ |
9月8日時点で新たな発表は確認できず |
| コピー用紙・ ラベルなど |
一部メーカーで10月価格改定あり |
※2026年9月8日時点で確認できたメーカー公式発表をもとに整理しています。
ティッシュやトイレットペーパーについては、10月から新たに一斉値上げされるというより、7~8月に実施された価格改定後の状態で10月を迎えると考えるのがよさそうです。
一方で、メーカーの出荷・納品価格と実際の店頭価格は同じものではありません。店舗によって価格や反映時期は異なるため、購入時には現在の実売価格を確認しましょう。
また、新たな価格改定が発表された場合はこの記事も随時更新します。
10月は紙製品以外にも食品・飲料など複数の価格改定が予定されています。全体を確認したい方は「【2026年10月】値上げ一覧|食品・日用品は何が上がる?酒税改正も解説」もあわせてご覧ください。
参考・公式情報
今回の記事は、2026年9月8日時点の各社公式発表をもとに作成しています。
- 日本製紙クレシア「製品の価格改定に関するお知らせ」
- 王子ネピア「製品の価格改定に関するお知らせ」
- 大王製紙「家庭用・業務用製品の価格改定について」
- プラス「文具製品価格改定のお知らせ」
- OKI「プリンター/複合機 価格改定に関するご案内」
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