2026年9月は、調味料、冷凍食品、乳製品、飲料、お菓子など、毎日の食卓に欠かせない商品が一斉に値上げされます。
帝国データバンクの最新調査によると、9月に予定されている飲食料品の値上げは、7月31日時点で4,531品目。6月末時点の3,029品目から1か月で1,502品目増え、2026年で最も多い月になる見通しです。
特に注意したいのは、次の商品です。
- マヨネーズ・ドレッシング・しょうゆ・つゆ・酢
- 冷凍パスタ・冷凍麺・冷凍餃子・お弁当用冷凍食品
- バター・チーズ・ヨーグルト・デザート・育児用ミルク
- ポテトチップス・じゃがりこ・キャラメルコーン
- ペットボトル飲料・レモン飲料・ワイン
- ペットフード・乾電池
この記事では、2026年9月に値上げされる食品・日用品の一覧を、メーカーの公式発表をもとにまとめます。値上げ前に買ってよい物と、急いで買わなくてもよい物も家計目線で整理しました。
年間の動きは、2026年値上げカレンダー|月別一覧と家計影響まとめで確認できます。
更新情報(2026年8月7日)
帝国データバンクの7月31日公表分と、7月下旬までに発表された各社の価格改定を反映し、9月の飲食料品を3,029品目から4,531品目へ更新しました。※4,531品目は帝国データバンクが集計した「飲食料品」の数字です。乾電池や紙製品などの日用品は含まれません。
※値上げ率はメーカー希望小売価格、出荷価格、参考小売価格などの改定率です。実際の販売価格と切り替え日は店舗によって異なります。
- まず結論|2026年9月は何が上がる?
- 2026年9月の食品値上げは4,531品目
- 値上げ品目数を分野別にチェック
- 【早見表】2026年9月に値上げされる主な食品・日用品
- マヨネーズ・しょうゆ・酢など調味料の値上げ
- 冷凍食品・チルド食品の値上げ
- バター・チーズ・育児用ミルクなど乳製品の値上げ
- お菓子・栄養食品・プロテインの値上げ
- ペットボトル飲料・レモン飲料・ワインの値上げ
- 日用品・生活関連では何が値上げされる?
- なぜ2026年9月に値上げが集中するの?
- 値上げで家計はいくら増える?
- 8月中に買っておきたい物
- 値上げ前でも買いすぎなくてよい物
- 2026年9月の値上げ対策
- よくある質問
- まとめ|9月は調味料・冷凍食品・乳製品の値上げに注意
- 主な参照資料
まず結論|2026年9月は何が上がる?
2026年9月の値上げで、家計への影響が大きいのは調味料と加工食品です。
帝国データバンクの分類では、調味料が1,892品目、加工食品が1,818品目。2分野だけで合計3,710品目となり、9月全体の約82%を占めます。
一方、食品以外では、乾電池やペットフードの価格改定が発表されています。また、7月・8月に改定されたトイレットペーパーやティッシュの価格が、店舗の在庫状況によって9月に店頭へ反映される可能性もあります。
値上げが多いからといって、すべてを8月中に買う必要はありません。優先するなら、必ず使う・保存できる・置き場所があるという3条件を満たす商品です。
2026年9月の食品値上げは4,531品目
帝国データバンクが食品主要195社の発表を集計した結果、2026年9月の飲食料品値上げは4,531品目となりました。
2026年8月の2,311品目を大きく上回り、単月としては2023年10月の4,758品目以来の多さです。なお、同じ商品が年内に複数回値上げされた場合は、その都度1品目として数えられます。価格を据え置いて内容量を減らす「実質値上げ」も集計対象です。
値上げ品目数を分野別にチェック
調味料や加工食品を中心に、多くの商品で価格改定が予定されています。
| 分野 | 2026年9月の値上げ品目数 | 主な商品 |
|---|---|---|
| 調味料 | 1,892品目 | マヨネーズ、ドレッシング、しょうゆ、つゆ、酢、たれ |
| 加工食品 | 1,818品目 | 冷凍食品、チルド麺、魚肉加工品、パック食品 |
| 酒類・飲料 | 457品目 | 清涼飲料、レモン飲料、ワイン |
| 菓子 | 166品目 | ポテトチップス、じゃがりこ、スナック菓子 |
| パン | 100品目 | パン類 |
| 乳製品 | 98品目 | バター、チーズ、発酵乳など |
| 原材料 | 0品目 | - |
| 合計 | 4,531品目 | - |
※品目数や対象商品は、各社の発表内容をもとに集計しています。 実際の販売価格や改定時期は、店舗や商品によって異なる場合があります。
出典:帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査―2026年8月
メーカー発表の「品数」と帝国データバンクの分類・集計数は、対象範囲や数え方が異なる場合があります。そのため、以下のメーカー別品数を足しても4,531品目とは一致しません。
【早見表】2026年9月に値上げされる主な食品・日用品
食品の主な値上げ
調味料や冷凍食品、乳製品、菓子、飲料など、 幅広い食品で価格改定が予定されています。
| 分野 | メーカー・主な対象 | 改定内容 | 実施時期 |
|---|---|---|---|
| 調味料など | ケンコーマヨネーズの マヨネーズ・ドレッシング・タマゴ加工品など約1,090品 | 約3~26% | 9月1日納品分から |
| 調味料 | キッコーマンの しょうゆ・つゆ・ぽん酢・たれ・みりんなど291品 | 約2~22% | 9月1日納品分から |
| 調味料 | ミツカンの 食酢・つゆ・中華調味料67品 | 約7~26% | 9月1日から |
| 調味料・食品 | イチビキの しょうゆ・つゆ・献立いろいろみそ・豆製品など | 約7~14% | 9月1日出荷分から |
| パスタソース | 創味食品「ハコネーゼ」18品 | 約12% | 9月1日出荷分から |
| 冷凍食品 | 日清食品冷凍の ラーメン・パスタ・うどん・米飯など | 約5~21% | 9月1日納品分から |
| チルド食品 | 日清食品チルドの一部製品 | 約6~11% | 9月1日納品分から |
| 冷凍食品 | ニップンの家庭用冷凍食品 | 約7~15% | 9月1日納品分から |
| 冷凍・加工食品 | ニッスイの 冷凍食品、ちくわ、魚肉ソーセージなど | 約2~17% | 9月1日納品分から |
| 冷凍食品 | テーブルマークの 家庭用・業務用冷凍食品 | 約3~20% | 9月1日納品分から |
| 冷凍食品 | イートアンドフーズの冷凍餃子類 | 約5~15% | 9月1日納品分から |
| 乳製品など | 雪印メグミルクの バター・チーズ・発酵乳・デザートなど計138品 | 約1.8~10.3% | 9月1日から |
| 乳製品など | 森永乳業の アイス・バター・チーズ・育児用ミルクなど61品 | 約2.5~6.7%など | 9月1日出荷分から |
| 栄養食品など | 明治の 栄養食品・プロテイン・アイスなど37品 |
約5~20% 一部は内容量変更 |
9月1日以降順次 |
| お菓子 | カルビーの ポテトチップス・じゃがりこ25品 |
約3~10% 一部は内容量変更 |
9月1日納品分から順次 |
| お菓子 | 東ハトの キャラメルコーン・ポテコ・なげわなど | 約6~16% | 9月1日納品分から |
| 飲料 | コカ・コーラ ボトラーズジャパンの PET・缶・パウチ製品など | 約3.2~18.7% | 9月1日出荷分から |
| レモン食品・飲料 | ポッカサッポロの49品 | 約5~24% | 9月1日納品分から |
| 飲料 | 大塚食品 「MATCH」「ジャワティ」など | 商品ごとに改定 | 9月1日納品分から |
| ワイン | メルシャンの 国内・輸入ワイン約30品 | 約1~8% | 9月1日お届け分から |
※改定率や実施時期はメーカーの発表内容によって異なります。 店舗の在庫状況や販売方針により、実際の店頭価格への反映時期が 前後する場合があります。
食品以外・生活関連の主な値上げ
乾電池などの生活用品やペットフードでも、 9月から価格改定が予定されています。
| 分野 | メーカー・主な対象 | 改定内容 | 実施時期 |
|---|---|---|---|
| 乾電池など | パナソニック エナジーの 乾電池、コイン形・ボタン形電池、充電池、 電池応用商品 | 商品ごとに改定 | 9月1日出荷分から |
| ペットフード | はごろもフーズ 「無一物」シリーズ27品 | 約3.5~13.3% | 9月1日出荷分から |
※改定内容や実施時期は、メーカーの発表に基づくものです。 店舗の在庫状況などにより、実際の販売価格への反映時期が 前後する場合があります。
※この表は2026年8月7日時点で確認できた主な発表です。対象商品や価格は各社の公式資料で確認してください。
マヨネーズ・しょうゆ・酢など調味料の値上げ
9月に最も品目数が多いのが調味料です。マヨネーズ、ドレッシング、しょうゆ、つゆ、ぽん酢、酢など、使用頻度の高い商品が幅広く対象になります。
ケンコーマヨネーズ|約1,090品を約3~26%値上げ
ケンコーマヨネーズは、9月1日納品分から約1,090品の価格を改定します。
対象は、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品、ロングライフサラダ類などです。家庭用だけでなく業務用の商品も多く含まれるため、1,090品すべてがスーパーの売り場に並ぶ商品というわけではありません。ただし、外食や総菜の価格にも間接的に影響する可能性があります。
キッコーマン|しょうゆ・つゆ・たれなど291品
キッコーマンは、9月1日納品分から合計291品を値上げします。
| 商品分類 | 対象数 | 改定率 |
|---|---|---|
| しょうゆ・だししょうゆ・粉末しょうゆなど | 153品 | 約5~9% |
| つゆ・ぽん酢など | 47品 | 約5~22% |
| 焼肉のたれ・ステーキしょうゆなど | 47品 | 約6~11% |
| デルモンテの野菜・果汁飲料など | 12品 | 約4~13% |
| みりん・発酵うまみ調味料など | 32品 | 約2~8% |
| 合計 | 291品 | - |
出典:
キッコーマン公式「価格改定のお知らせ」
※実際の店頭価格への反映時期は、店舗や在庫状況により異なる場合があります。
最大の改定率は、つゆ・ぽん酢類の22%です。普段使っている商品で未開封の予備がなければ、8月中の特売で1本補充する方法があります。
ミツカン|家庭用67品を約7~26%値上げ
ミツカンは、9月1日から家庭用67品の参考小売価格を約7~26%引き上げます。
- 食酢:46品
- つゆ:16品
- 中華調味料:5品
「穀物酢 500ml」「りんご黒酢ストレート 1L」「追いがつおつゆ2倍 500ml」などが対象として挙げられています。なお、業務用210品の改定は10月1日からです。
イチビキ|しょうゆ・つゆ・みそ・豆製品など
イチビキは、9月1日出荷分から家庭用商品の一部を値上げします。
- しょうゆ・つゆ:約12%
- 献立いろいろみそなど:約7~12%
- 豆製品:約14%
- 総菜類:約11~13%
創味食品|ハコネーゼ18品を約12%値上げ
創味食品は、9月1日出荷分からパスタソース「ハコネーゼ」シリーズ全18品を約12%値上げします。
調味料やレトルトソースは保存しやすいものの、開封後の期限や家族の好みもあります。安さだけで複数本を買うより、いつも使う商品の予備を1本確保する程度が現実的です。
冷凍食品・チルド食品の値上げ
冷凍パスタ、ラーメン、うどん、米飯、餃子、お弁当用おかずなど、忙しい日に頼りやすい商品も相次いで値上げされます。
日清食品冷凍|約5~21%
日清食品冷凍は、9月1日納品分から一部の冷凍食品を約5~21%値上げします。
冷凍ラーメン、パスタ、和風麺、焼きそば、米飯、調理食品などが対象です。商品によって改定率に差があるため、よく買う商品の現在価格を写真やレシートで残しておくと、値上げ後の特売と比較しやすくなります。
日清食品チルド|約6~11%
日清食品チルドも、9月1日納品分から一部のチルド製品を約6~11%値上げします。冷凍売り場だけでなく、冷蔵コーナーの麺類にも注意が必要です。
ニップン|家庭用冷凍食品を約7~15%値上げ
ニップンは、9月1日納品分から、一部を除く家庭用冷凍食品を約7~15%値上げします。
冷凍パスタやプレート商品をよく利用する家庭は、販売価格だけでなく、内容量と1食当たりの単価も確認しましょう。
ニッスイ|冷凍食品や魚肉加工品を約2~17%値上げ
ニッスイは、9月1日納品分から家庭用冷凍食品の一部を約2~17%値上げします。
ちくわ、カニ風味かまぼこ、魚肉ソーセージ、パウチ食品などの家庭用加工食品も約5~17%の対象です。お弁当だけでなく、朝食や間食にも影響が広がります。
テーブルマーク|約3~20%
テーブルマークは、9月1日納品分から、一部を除く家庭用・業務用冷凍食品を約3~20%値上げします。
イートアンドフーズ|冷凍餃子類を約5~15%値上げ
イートアンドフーズは、9月1日納品分から焼き餃子や水餃子などの冷凍餃子カテゴリーを約5~15%値上げします。
対象商品の詳しい整理は、2026年9月の冷凍食品値上げまとめでも確認できます。
バター・チーズ・育児用ミルクなど乳製品の値上げ
7月下旬には、乳製品や育児用ミルクの追加発表が相次ぎました。賞味期限が短い商品も多いため、値上げ前でも大量購入は避けましょう。
雪印メグミルク|計138品を改定
雪印メグミルクは、9月1日から家庭用乳食品と市乳商品を値上げします。
雪印メグミルクの値上げ対象商品
バターやチーズなどの家庭用乳食品に加え、 乳飲料、発酵乳、デザートなど合計138品が価格改定の対象です。
| 対象 | 品数 | 改定率 |
|---|---|---|
| バター、マーガリン、チーズ、練乳など | 75品 | 約1.8~10.0% |
| 乳飲料、発酵乳、デザート、クリームなど | 57品 | 約2.1~8.7% |
| 牛乳販売店チャネルの牛乳・乳飲料 | 6品 | 約4.2~10.3% |
| 合計 | 138品 | - |
出典:
雪印メグミルク公式「家庭用商品の価格改定について」
※実際の店頭価格や価格改定の反映時期は、
店舗や在庫状況によって異なる場合があります。
「市乳商品57品」には牛乳だけでなく、乳飲料、発酵乳、デザートなど複数の分類が含まれます。普段買う商品が対象かどうかは、公式資料の商品一覧で確認してください。
森永乳業|アイス・チーズ・育児用ミルクなど61品
森永乳業は、9月1日出荷分から61品を改定します。
- アイス:15品
- 家庭用バター:1品
- 家庭用チーズ:20品
- 育児用ミルク:17品
- スキムミルクなど:8品
59品は価格を約2.5~6.7%引き上げ、2品はメーカー出荷価格を約4.9~5.0%改定します。
育児用ミルクは、赤ちゃんの体質や飲み慣れを優先したい商品です。価格だけを理由に急に銘柄を変えず、必要に応じて医師や助産師などにも相談してください。関連情報は、2026年の粉ミルク値上げまとめでも確認できます。
お菓子・栄養食品・プロテインの値上げ
カルビー|ポテトチップス・じゃがりこ25品
カルビーは、9月1日納品分から順次、ポテトチップス7品とじゃがりこ18品を約3~10%値上げします。
主な対象は「ポテトチップス うすしお味 70g」「じゃがりこ サラダ」「じゃがりこ チーズ」などです。一部のLサイズ商品では価格を据え置いて内容量を減らす変更もあり、118gから110gになる商品があります。
価格が変わらなくても、100g当たりでは値上げです。売り場では価格だけでなく内容量も確認しましょう。
東ハト|キャラメルコーン・ポテコなどを約6~16%値上げ
東ハトは、9月1日納品分からキャラメルコーン、ポテコ、なげわなど一部のスナック菓子を約6~16%値上げします。
お菓子は買い置きすると消費量が増えやすい商品です。「値上げされるから」と箱単位で購入するより、特売やポイント還元時に普段の量を買う程度で十分です。
明治|栄養食品・プロテインなど37品
明治は、栄養食品、スポーツ用品、粉末プロテイン、アイスの計37品を改定します。
- 栄養食品17品:9月1日納品分から出荷価格を約5~10%改定
- スポーツ用品5品:9月1日納品分から約8~20%改定
- 粉末プロテイン14品:9月以降順次、内容量を約11~22%減量
- アイス1品:9月14日発売分から内容量を約14%減量
ザバスの一部は価格改定ではなく内容量変更です。以前と同じ袋に見えても容量が変わるため、1食分・100g当たりで比較しましょう。
ペットボトル飲料・レモン飲料・ワインの値上げ
コカ・コーラ ボトラーズジャパン|約3.2~18.7%
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、9月1日出荷分から主要カテゴリー製品のメーカー希望小売価格を約3.2~18.7%引き上げます。
小型・中型・大型PETボトル、缶、ボトル缶、パウチ、ハンディパック、袋入り製品などが対象で、一部商品は除外されます。自動販売機、コンビニ、スーパーでは販売価格や切り替え時期が異なる可能性があります。
ポッカサッポロ|レモン食品・飲料49品
ポッカサッポロフード&ビバレッジは、9月1日納品分からレモン食品・飲料49品を約5~24%値上げします。内訳は家庭用14品、業務用35品です。
大塚食品|MATCH・ジャワティなど
大塚食品は、9月1日納品分から「MATCH」「シンビーノ ジャワティストレート」などの価格を改定します。
大塚食品「MATCH」「ジャワティ」の価格改定
「MATCH」「シンビーノ ジャワティストレート」などの 希望小売価格が改定されます。
| 商品 | 改定前 | 改定後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| MATCH 500ml | 179円 | 200円 | +21円 |
| MATCH ビタミンみかん 500ml | 179円 | 200円 | +21円 |
| MATCH 1.5L | 432円 | 464円 | +32円 |
| ジャワティ レッド・ホワイト 500ml | 179円 | 200円 | +21円 |
| ジャワティ レッド 2L | 443円 | 475円 | +32円 |
出典:
大塚食品公式「製品価格改定のお知らせ」
※表の価格はメーカー発表の希望小売価格です。実際の販売価格は店舗によって異なります。
メルシャン|ワイン約30品を約1~8%値上げ
メルシャンは、9月1日お届け分から国内製造・輸入ワインの一部約30品について、出荷価格を約1~8%引き上げます。「ビストロ」「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」「フロンテラ」などが対象です。
飲料やワインは保管場所を取りやすく、特売もあります。値上げ前の通常価格で箱買いするより、値上げ後の特売価格のほうが安い場合もあるため、急いで大量購入する必要はありません。
日用品・生活関連では何が値上げされる?
パナソニック エナジー|乾電池などを価格改定
パナソニック エナジーは、9月1日出荷分から乾電池、コイン形・ボタン形電池、ニッケル水素電池、電池応用商品を価格改定します。
商品によって改定内容が異なるため、使用している型番を公式資料で確認してください。乾電池は未使用でも長期保管で性能が低下するため、家に十分な在庫があれば追加購入は不要です。
はごろもフーズ|ペットフード「無一物」27品
はごろもフーズは、9月1日出荷分からペットフード「無一物」シリーズ27品の参考小売価格を約3.5~13.3%引き上げます。
ペットが決まった商品しか食べない場合は、賞味期限と保管場所を確認し、普段の消費ペースを超えない範囲で予備を用意してもよいでしょう。
トイレットペーパー・ティッシュは夏の改定が反映される可能性
9月1日からの新しい改定とは別に、7月・8月に実施された紙製品の出荷価格改定が、9月の店頭価格に反映される可能性があります。
メーカーの出荷価格が変わっても、旧価格の在庫が残る店舗では値札の変更まで時間差が生じるためです。トイレットペーパー、ティッシュ、キッチンペーパーなどは、2026年9月の日用品値上げまとめで詳しく確認できます。
前月との違いは、2026年8月の値上げ一覧もあわせてご覧ください。
なぜ2026年9月に値上げが集中するの?
値上げの理由はひとつではありません。原材料、物流、包装資材、エネルギー、人件費など、複数のコスト上昇が重なっています。
帝国データバンクが2026年7月末時点で集計した主な値上げ要因は次のとおりです。ひとつの商品に複数の要因があるため、割合の合計は100%になりません。
食品価格を押し上げている主な要因
原材料価格だけでなく、物流費や包装資材、 エネルギー、人件費など複数のコスト上昇が 商品価格に影響しています。
| 値上げ要因 | 割合 | 家計に届くまでの影響例 |
|---|---|---|
| 原材料高 | 90.9% | 小麦、油脂、乳原料、魚介類などの仕入れ価格上昇 |
| 物流費 | 65.8% | 燃料費、配送費、冷蔵・冷凍輸送費の上昇 |
| 包装・資材 | 64.0% | トレー、フィルム、容器、缶、ペットボトルの上昇 |
| エネルギー | 63.5% | 工場や冷蔵設備で使う電気・ガスなどの上昇 |
| 人件費 | 52.0% | 製造・物流・販売にかかる人件費の上昇 |
| 中東情勢 | 27.8% | 原油・ナフサ、輸送、包装資材などへの波及 |
| 円安 | 7.6% | 輸入原材料や資材の円換算価格上昇 |
※割合は提示された集計データに基づいています。
値上げ要因の多くは一時的なものではなく、企業がすぐには吸収しにくいコストです。そのため、9月だけで終わらず、秋以降も追加の価格改定が発表される可能性があります。
値上げで家計はいくら増える?
メーカーの改定率が、そのまま家庭の食費上昇率になるわけではありません。対象外の商品もあり、店舗の価格設定や特売、購入する商品によって負担額は変わります。
目安として、値上げ対象の商品に毎月1万円を使い、そのすべてが8%上がった場合は次の計算になります。
1万円 × 8% = 月800円の負担増
同じ状態が1年間続けば、単純計算で9,600円です。
値上げで毎月いくら負担が増える?
毎月購入している対象商品の合計金額をもとに、 価格が5%・10%・15%上昇した場合の負担増をまとめました。
|
毎月購入する 対象商品の金額 |
5%上昇 | 10%上昇 | 15%上昇 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 月250円増 年間3,000円増 | 月500円増 年間6,000円増 | 月750円増 年間9,000円増 |
| 10,000円 | 月500円増 年間6,000円増 | 月1,000円増 年間12,000円増 | 月1,500円増 年間18,000円増 |
| 20,000円 | 月1,000円増 年間12,000円増 | 月2,000円増 年間24,000円増 | 月3,000円増 年間36,000円増 |
※購入金額に値上げ率を掛けた単純計算です。 実際の負担額は、購入する商品や数量、店舗の販売価格によって異なります。
※対象商品の購入額に値上げ率を単純に掛けた試算です。実際の負担額とは異なります。
冷凍食品、調味料、乳製品、飲料を同時に多く購入する家庭ほど影響が出やすくなります。家計簿では「食費全体」だけでなく、冷凍食品や飲料など負担が増えた分類を確認すると、見直す場所を決めやすくなります。
8月中に買っておきたい物
値上げ前に購入するなら、次の条件を満たす物から優先しましょう。
1. 必ず使う常温保存の調味料
しょうゆ、つゆ、酢、ぽん酢など、普段から同じ商品を使っていて未開封の在庫がない場合は、予備を1本購入する選択肢があります。
購入前に、賞味期限、開封後の保存方法、普段の消費ペースを確認しましょう。
2. 定期的に食べる冷凍食品
お弁当や忙しい日の夕食に必ず使う冷凍食品は、冷凍庫に余裕があれば、普段より1~2週間分多く買う方法があります。
ただし、冷凍庫を詰め込みすぎると在庫が分からなくなり、食品ロスや冷却効率の低下につながります。
3. 銘柄を変えにくいペットフード
ペットが決まった商品しか食べない場合は、賞味期限と保管場所の範囲内で予備を確保してもよいでしょう。値上げ率だけでなく、毎月の消費量から必要数を計算することが大切です。
4. 在庫が少ない乾電池
防災用品や子どものおもちゃなどで必要な型番を確認し、不足分だけ補充します。すでに十分な在庫がある場合は、値上げを理由に買い足す必要はありません。
値上げ前でも買いすぎなくてよい物
次の商品は、急いで大量購入しなくてもよいでしょう。
- 賞味期限が短い乳製品やデザート
- 特売が多く、保管場所を取るペットボトル飲料
- 買い置きすると消費量が増えやすいお菓子
- 使用頻度の低いワイン
- 初めて試す調味料や冷凍食品
- 冷凍庫や収納を圧迫する商品
- 値上げ回避額より送料や交通費のほうが高い商品
- 赤ちゃんに合うか分からない育児用ミルク
たとえば200円の商品が10%値上げされても差額は20円です。使わない商品を1個余分に買えば、節約できるはずだった金額を簡単に上回ります。
2026年9月の値上げ対策
在庫を確認してから買い物リストを作る
最初に冷蔵庫、冷凍庫、食品庫を確認します。「安いから買う」ではなく、「値上げ対象で、在庫がなく、必ず使う物」だけをリストにすると買いすぎを防げます。
価格ではなく単価で比べる
価格を据え置いた内容量変更もあります。次の式で100g・100ml当たりの価格を比べましょう。
商品価格 ÷ 内容量 × 100 = 100g・100ml当たりの価格
大袋が必ず安いとは限りません。容量違い、PB商品、特売品を同じ単位にそろえて比較するのがポイントです。
値上げ後の特売も含めて判断する
値上げ前の通常価格より、値上げ後の特売価格のほうが安い場合があります。クーポン、ポイント還元、送料を含めた実質価格で比較しましょう。
ポイントの取りこぼしを減らしたい方は、値上げ対策にポイ活は意味ある?も参考になります。
代替候補をひとつ決めておく
- メーカー品からスーパーのPB商品へ変更
- 冷凍パスタから乾麺とパスタソースへ変更
- ペットボトル飲料から水筒・家庭用のお茶へ変更
- 専用調味料を、しょうゆ・酢・砂糖などで代用
- 個包装のお菓子から、必要量だけ取り分けられる商品へ変更
安くても家族が食べずに余らせれば節約にはなりません。価格と使い切りやすさの両方で選びましょう。
買い物にかかる時間も減らしたい場合は、日用品・食材宅配を使った値上げ対策も確認できます。
よくある質問
2026年9月は何品目が値上げされますか?
帝国データバンクの2026年7月31日時点の調査では、飲食料品4,531品目の値上げが判明しています。6月30日時点の3,029品目から1,502品目増えました。
今後の企業発表によって、さらに増える可能性があります。
4,531品目に日用品も含まれますか?
含まれません。4,531品目は飲食料品の集計です。乾電池、トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤などの日用品は別に確認する必要があります。
値上げはいつからですか?
多くのメーカーは9月1日の納品分・出荷分から価格を改定します。一部は9月中旬や9月以降順次の内容量変更です。
店舗に旧価格の在庫が残っている場合は、9月1日以降もしばらく旧価格で販売されることがあります。
8月中に買っておいたほうがよいですか?
普段から必ず使い、賞味期限と保管場所に問題がない商品なら、1~2か月以内に使い切れる量を上限に早めに購入する選択肢があります。
値上げ率が小さい商品、特売が多い商品、使用頻度が低い商品は、無理に買いだめする必要はありません。
粉ミルクはまとめ買いしたほうがよいですか?
赤ちゃんが現在飲んでいる銘柄で、賞味期限内に確実に使い切れる場合は、普段の購入ペースを少し前倒しする方法があります。ただし、月齢や体質で必要な種類・量が変わるため、大量購入や値段だけを理由にした銘柄変更は慎重に判断してください。
内容量が減る商品もありますか?
あります。カルビーの一部ポテトチップス、明治の粉末プロテインとアイスなどでは内容量変更が発表されています。価格が同じでも、内容量が減れば実質的な値上げです。
メーカーの値上げ率と店頭価格の上昇率は同じですか?
必ずしも同じではありません。メーカー希望小売価格や出荷価格が変わっても、実際の販売価格はスーパー、コンビニ、ドラッグストアなどが決めます。店舗によって値上げ幅と切り替え時期が異なります。
まとめ|9月は調味料・冷凍食品・乳製品の値上げに注意
2026年9月は、7月31日時点で飲食料品4,531品目の値上げが判明しています。2026年で最も多く、単月としては2023年10月以来の規模です。
特に家計への影響が大きいのは、次の商品です。
- マヨネーズ・ドレッシング・しょうゆ・つゆ・酢
- 冷凍食品・チルド食品・魚肉加工品
- バター・チーズ・発酵乳・育児用ミルク
- ポテトチップス・じゃがりこなどのお菓子
- ペットボトル飲料・レモン飲料・ワイン
- ペットフード・乾電池
値上げ前だからと大量に買うのではなく、普段から必ず使う物を、期限内に使い切れる量だけ補充することが大切です。
また、価格が変わらなくても内容量が減る商品があります。値札だけでなく、100g・100ml・1個当たりの単価、ポイント還元、送料まで含めて比べましょう。
本記事は今後の企業発表と帝国データバンクの更新にあわせて随時見直します。
主な参照資料
- 帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査―2026年8月
- ケンコーマヨネーズ「商品価格改定のご案内」
- キッコーマン「商品の価格改定について」
- ミツカン「家庭用商品および業務用商品の価格改定のお知らせ」
- 日清食品冷凍「冷凍食品 出荷価格改定のお知らせ」
- 日清食品チルド「チルド製品 価格改定のお知らせ」
- ニッスイ「価格改定のお知らせ」
- 雪印メグミルク「家庭用乳食品・市乳商品 価格改定のお知らせ」
- 森永乳業「一部商品価格改定のお知らせ」
- 明治「価格改定および内容量変更のお知らせ」
- カルビー「価格改定及び内容量変更に関するお知らせ」
- コカ・コーラ ボトラーズジャパン「価格改定に関するお知らせ」
- 大塚食品「一部製品価格改定のお知らせ」
- メルシャン「ワインの一部商品の価格改定について」
- パナソニック エナジー「乾電池などの価格改定」
- はごろもフーズ「製品の価格改定のお知らせ」
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